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【この夏必見】アブに負けるな!登山好き薬剤師がオススメする虫除けスプレー選び

AKI
AKI
こんにちは。アウトドアが好きな薬剤師のAKI(@akipharmacy)です!
Aさん
Aさん
最近、登山にいったときに何かに刺されて、腫れて痛いし、ものすごく痒くて……アブかなと思うんですけど。オススメの虫除けスプレーはありますか?
AKI
AKI
筆者も山や川へ行くと、アブに刺されて足がパンパンに腫れ、かゆくて眠れない経験があります。アブ対策の虫除けスプレー選びのお悩み解決します!

アブに効果のある虫除けスプレーは、実はどれでもいいというわけではありません。ディートという成分によって、アブに刺されることを防げるでしょう。

この記事では、アブに効果ある「ディート」という成分についてお伝えします。

アブってどんな虫?

まず、アブってみたことありますか?
アブは綺麗な川に生息しているので、都会にはいないイメージありますよね。

実は、都会の公園などにも生息しています。

よく生息しているのは、川や山の水辺があるところです。

アウトドアしていたら刺されることは多々あります。

アブは小さくて、黒い虫です。
写真をみると確かにハエに似てるのでみたい方はこちらです。

血を吸う害虫です。なんと服の上からも刺してきます。
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96

アブに刺されたときの特徴

・ちくっとした痛みがある
・徐々に赤く腫れて500円玉より大きくなることがある
・強い痒み(めちゃめちゃ痒い)
・2〜3週間は痒みが続く
・痒みなくなっても痕が残る、思い出した頃には痕が消えてる

〈経験談〉
私は、夏に登山をすると大体アブに刺されます。足に刺されることが多いですが、友人は手の甲に刺されたようです。(考えるだけで痒いですよね)

 

アブには、ディートが入っている虫除けスプレーがオススメ

そんな強い痒みを2度としたくない人にオススメなのが、ディートが入った虫除けスプレーです。

ディートってなに?

・(DEET: N,N-diethyl-m-toluamide)
・1964年に米軍が兵士用に、蚊などの虫除け剤として開発
・何十年も前から世界的に使われている虫除けの成分
・副作用が少なく安心して使える
・蚊、ブヨ、アブ、マダニからノミ、ヤマビル、サシバエなど幅広く効果がある
※蜂には効果なし

ディート含有虫除けスプレーはどこで手に入る?

アウトドアショップや、ドラックストアにおいてます。

ディートの内容量にもたくさんの種類があって市販に売っているMAX量が30%です。

実際、私の家にある虫除けスプレー達ですが、商品の裏に必ず記載があります。

このように虫除けスプレーの種類によって、濃度が異なります。5〜30%と濃度はまちまちで、ディートの濃さによって持続時間が異なります。

ディート30%で約7〜8時間持続くらいといわれています。

商品裏に記載があるディートの濃度を確認

 

虫除けスプレーのディートの注意点

  1. ディートの濃度によって持続時間が異なる
  2. 顔には使わないこと
  3. 年齢制限

12才以下は保護者の監視が必要。用法用量を守れば安心して使用できる。

年齢 用法
12才以上 何回でも (ディート30%使えるようになる)
2歳以上12歳未満 1日1~3回
6か月以上2歳未満 1日1回
6か月未満 乳児には使用しないこと

参考:https://www.mhlw.go.jp/topics/2005/08/tp0824-1.html

 

アブに刺されたらどうしたらいい?

  • 清潔なタオルで水や氷で患部を冷やす
    熱を持ってます。触るととても熱くなっている
  • ポイズンリムーバーで毒素を抜く
    蜂対策で登山好きはリュックに入ってることが多いです。できるだけ早く毒素を抜くことで、腫れや今後の状態が変わってきます。アウトドアショップで1,000円ほどで売っているので家に一つあってもいいかもしれません。
  • 抗ヒスタミンの塗り薬or ステロイド塗り薬or 化膿止め を使う
    市販薬でアブ用で売ってます。少しの痒みであれば、抗ヒスタミン。それだけではおそらく痒みがひかないのでステロイドが入った塗り薬をオススメします。炎症や痒みを改善してくれます。最後に痒くて掻きすぎて化膿してしまうことがあります。
  • 3週間経っても改善しないとき、化膿してきたときは皮膚科へ受診を

アブにも負けずに登山を楽しみましょう

この記事を記載した理由には背景がありまして……

元々、蚊に刺されやすい私は、アブにも刺されやすいです。通勤電車だけで蚊に刺されてしまいます。

アブに刺されまくった過去のある私は、市販に売っている虫除けスプレーを使っていました。にもかかわらず、アブに刺されてしまうんです。

そこで、同じ調剤薬局で働いている薬剤師の先輩に相談すると、虫除けスプレーの濃度が大事だと教えてもらいました。

近くの皮膚科クリニックでは、夏になるとアブに刺されて足がパンパン腫れてる患者さんが受診されるそうです。そのため、その皮膚科の先生から、「ディート30の虫除けスプレーを薬局に置いてほしい」と薬局に連絡があったそうです。

 

今まで私は、ディートっていう存在すら知らず、ましてや濃度が大事だということも知りませんでした。こんな経験もあり、知らない人に知ってもらえればいいなと思いブログにしました。

AKI
AKI
虫除けスプレー選びによって、アブに刺されやすい人の助けになれば幸いです。これでアブも怖くない!ありがとうございました!

 

登山ブログもみてください〜!

https://iamakiblog.com/金時山 in静岡(御殿場)/

https://iamakiblog.com/初心者がいく鋸山(千葉県)10月/