人によっては、痛い、かゆい、赤い、皮むけ、ぶつぶつなどの症状がでることがあります。「正しい方法を知らない」「なにを選べばいいかわからない」など、お悩みを解決できるように、最新の情報をまとめています。
赤い日焼けのアフターケア
赤い日焼けは、軽度の日焼けです。肌が赤い状態になり、ほてりやヒリつきなどの症状があります。
日焼け後の肌は紫外線によるダメージで皮膚のバリア機能が壊れてしまった状態になっています。この場合、顔にパックをしないようにしてください。まずは以下のアフターケアがいいといわれています。
患部を冷やす
日焼けをした直後に、保冷剤や氷水を入れたビニール袋にタオルを巻いて、赤い患部を冷やします。直接患部を冷やすことは、皮膚に負担がかかってしまうのでタオルをまくようにしてください。患部を冷やすことで赤みやほてり、赤みを抑えます。
クリームで保湿する
日焼け箇所を冷やしてある程度赤みが治ったら、皮膚を保湿してあげましょう。日焼けによって乾燥してしまったお肌に潤いを与えてください。
乾燥した肌には、やさしい成分が入ったクリームがおすすめです。日焼け直後は、お肌が敏感になっているので、潤す程度の刺激の少ないものを選びましょう。
水分をしっかりとる
日焼け直後は身体全体の水分が失われている状態です。汗によって塩分も外にでてしまっているので、できればミネラルがはいった麦茶やスポーツドリンクでの水分補給がおすすめです。忘れずにしっかり水分補給をしましょう。
痛い日焼けの対処法
痛い日焼けは、中度の日焼けです。日焼けした患部を冷やしても、赤みやヒリヒリした痛みがあります。強い紫外線によって炎症がおきてしまい、痛い状態になっています。
まずは、①赤い日焼けのアフターケアと同様に、冷却をしましょう。
それでも赤みや痛みが続く場合は、ステロイドの塗り薬をつかって、炎症を抑えましょう。痛みやかゆみを抑えてくれます。これはドラックストアや薬局に販売しているステロイド塗り薬で対応できます。
ステロイドには5段階の強さがありますが、ドラックストアや薬局でははそのうちの弱い方から3段階の強さのステロイドが販売されています。そのため、薬の知識がない人でも安全に利用できるようになっています。
病院にいく時間がない場合など、手軽に購入することができます。ただし、使い方を間違えると、副作用のリスクが高まりますので、必ず使用説明書をよく読み、登録販売者や薬剤師と相談してから使用するようにしましょう。
皮膚科に受診することで、塗り薬を処方してもらえます。肩や背中など自分では見えない部分はお医者さんなど他の人にみてもらったほうがいいかもしれません。
皮むけ日焼けの対処法
皮むけの日焼けは、中度の日焼けです。痛みや腫れは治ってきたが、皮がむけてきた状態などです。
皮むけには個人差があり、日焼けしても皮がむけない人もいます。ほてりや赤み、痛みが落ち着いてきたあとに、絶対やってはいけないことは、自分で皮をむいてしまうことです。
ペラペラめくれてきたところをひっぱってとりたくなる気持ちはわからなくはないですが、自然に剥がれるのを待ちましょう。
特に、範囲の広い部分である背中や肩などは皮がむけやすいので注意が必要です。無理矢理皮をむいてしまうと、症状が悪化してしまい、化膿してしまう可能性があります。
皮むけをする日焼けの対処法は、しっかりと保湿ケアを行うことです。保湿をすることで、新しい皮膚を素早く生み出すことができるといわれています。これも赤くなってしまった日焼けと同様に、刺激の少ない、やさしい成分が入ったものを選んでください。
普段、敏感肌ではない人でも敏感肌用のアイテムがおすすめです。そして、新しい皮膚になるまで、保湿をし続けてください。
日焼けでぶつぶつしている場合の治し方
ぶつぶつしている日焼けは、中度の日焼けです。日焼け後に、赤みとともにぶつぶつができます。
日焼け後にぶつぶつがおきてしまう原因の一つにアレルギー反応があります。日焼けは正常なメラニン色素の活動により起こり、肌が黒くなるといわれています。
そこで、メラニン色素の活動がうまくいかない場合にアレルギー反応が起きてしまい、肌がぶつぶつになってしまいます。こういった症状を多形日光疹といい、日焼け止めである程度予防ができます。(日焼けする前の対策も大切です。)
この治し方は、まずは冷やすことです。熱をもった皮膚を冷やしてください。
そして、ぶつぶつが気になってしまいますが、潰したり、掻いたり決してしないでください。
日焼け後に皮膚が痛くなったときと、対処法が似ていますが、ステロイドの塗り薬を使うことでアレルギー反応でおきたぶつぶつを抑える効果があります。そのステロイドの塗り薬はドラックストアや薬局で市販薬で購入することができます。
市販薬では不安だ、アレルギー反応かわからない、かゆくて痛い、などであれば皮膚科に受診してください。日焼けごときで皮膚科に受診することに気が引けると感じる方もいるかもしれませんが、気をわずに受診してくださいね。
アフターケアにおすすめの3アイテム
ワセリン
商品名:Vaseline(ヴァセリン)
値 段:555円(税込)
オススメ理由:
刺激成分など余分な成分がはいっていないため、日焼けで敏感になってしまった肌に刺激を与えずに、安心してお使いいただけます。全身や顔に使えるリップクリームとしても使えるため、日焼けが治ったあとでも活用できます。ドラックストアで手に入り、安価で手にはいるのが嬉しいですね!
化粧水
商品名:アベンヌウォーター
値 段:1,650円(税込)
オススメ理由:
アベンヌは敏感肌をはじめ、すべての肌タイプの方にもお使いいただけます。南フランスの村に湧き出る”肌にいいミネラルバランスを”を持つ温泉水からできており、長い歴史をもつ化粧品です。スプレーで噴射される化粧品はひんやりと冷たく、熱った肌に心地よさを与えてくれます。
Amazonリンク:Amazon | アベンヌウォーター 300ML
ステロイドの塗り薬
商品名:リンデロンVs軟膏 10g
値 段:1,888円(税込)
オススメ理由:
リンデロン軟膏は、市販薬で販売されている3段階評価の中で1番強いものです。かゆい状態や炎症を抑えてくれます。軟膏とクリームタイプがありますが、汗などでとれにくいのが軟膏になるので、軟膏をおすすめします。
Amazonリンク:Amazon | 【指定第2類医薬品】リンデロンVs軟膏 10g ※セルフメディケーション税制対象商品 | シオノギヘルスケア | ドラッグストア
<まとめ>日焼け後のケア
日焼け後の状態は、個人差によって大きく異なります。日焼けの症状の治し方も人それぞれです。これから自分の肌の状態を理解していきましょう。日焼け後にアフターケアをするだけで治りのスピードが変わってくるのでぜひ、試してみてくださいね。
また、日焼けをするときにどうしても汗をかいてしまいます。体温調節でおこる汗は、実は肌のトラブルの原因になりやすいです。そのため、汗を清潔なタオルでこまめに、優しく拭くことを意識することで、お肌のケアになります。
今回はアフターケアの重要性をお伝えしましたが、日焼け止めを塗ることも、お肌にとってとても大切です。日焼け止めは、紫外線から肌を守ってくれて、日焼け後のお肌の悪化を予防してくれます。日焼け止めの重要性については、別途にまとめているのでそちらをご覧ください。
日焼けは外にでれば避けることができません。日焼け後アフターケアをしっかりすることで、肌トラブルの悪化を防ぐことができるので、ぜひ実践してみてくださいね。